レスキューホテル

レスキューホテルとは

ホテルの客室を災害時にすみやかに被災地へ移設し、仮設宿泊所としてご利用いただくしくみです。

デベロップの新型コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズは、コンテナの移設性やフレキシビリティを最大限生かすため、通常のコンテナ建築でおこなうコンテナの連結や積み重ねを極力おこなわず、建築用コンテナモジュール1ユニットを、独立した1棟・1客室として運営する、新しいタイプのコンテナホテルです。

この特長により、「ザ・ヤード」シリーズは、地域の需要に合わせてスピーディかつ低コストでホテル開発を進めることができ、また需要の変化にも柔軟に対応することができます。

「レスキューホテル」のコンセプトは、「ザ・ヤード」シリーズのこれらの特長を公益分野に活かすことを目指したものです。全国に展開された「ザ・ヤード」が、平時には観光やビジネスに利用され、災害時には被災地にすみやかに駆けつける「レスキューホテル」となります。

レスキューホテルの所在地および出動エリア

2020年7月現在、栃木、群馬、千葉、茨城、愛知に18拠点・559室を配備しています。
2020年には1都9県への出動を想定、2021年には北海道と沖縄を除く45都府県への出動体制を整備する計画です。

地域 出動都県 ホテル数 室数 協定自治体
北関東
栃木
11 334 2
群馬 2 64 1
茨城 1 27 1
首都圏 千葉 2 78 6
埼玉 0 0 0
東京 0 0 0
神奈川 0 0 0
中京圏 愛知 2 56 0
三重 0 0 0
静岡 0 0 0
10 18 559 10
  • ※2020年7月現在

災害対応における一般的な仮設住宅との比較

設置のスピードに優れ、持病を持つ方や高齢者などの一次対応に威力を発揮。移設による二次利用も容易です。

応急仮設住宅(応急建設住宅) 応急仮設住宅(応急借上げ住宅) レスキューホテル
提供までの
期間
建設に要する期間が必要(通常、 着工から完成までに3~4週間程度必要)※注1
  • 既存の住宅を活用することから 比較的短期間に提供可能
  • 空家がない場合は対応不能
  • 最速での設置が可能
住宅の特徴
  • 被災地の近くで立地が可能
  • 同じ場所にまとまった戸数を確保することが可能
  • 従前のコミュニティの維持が比 較的容易
  • 入居者への効率的な生活支援・情報提供が可能
  • 被災地の近くで提供が困難(物件は使用不能の可能性大)
  • 近隣でまとまった戸数を確保できるかは不明(基本的に困難)
  • (建設仮設と比較して)住宅居住性のレベルは高い(立地・間取りの選択が比較的容易)
  • 被災地の近くで立地が可能
  • 一時避難所への併設、自宅敷地等への2次移設など柔軟な設置 が可能。
  • 撤去・廃棄物がほとんど発生しない。
課題
  • 建設コスト(概ね550~600万 円程度)※注2
  • 撤去、廃棄物処理が必要
  • 退去時の原状回復の問題(住宅所有者との調整)
  • 被災者が継続居住を希望した場合の調整
  • 広さ(キッチンがない)
  • 電気・上下水道インフラへのアクセス
  • 提供数に上限あり
  • ※注1 着工からは3~4週間だが、着工まで2か月程度を要するケースも多い(当社調べ)。万一に備え、平時に 安価に契約を締結できることが被災時の住民の暮らしの維持に大きな意味を持つ。
  • ※注2 応急建設住宅は戸あたり600~850万円の建設コストを要するのが現実(当社調べ)。
  • 参考: 内閣府防災情報のページ「被災者の住まいの確保」より抜粋・追記